配送、建設、製造、介護。体を使って働く仕事には同じ問題があります。手を止めた瞬間に収入がゼロになる。
自分は配送しか知りませんが、他の業界の人と話しても、詰まるところは同じでした。事務や管理の人件費は、どこかが負担しないと成り立たない。たいてい現場が負担しています。誰かが悪いわけではなく、そういう仕組みでした。それがようやく変えられるところまで来た、というのが今の実感です。
現場を支えている人ほど、手を止めた瞬間に収入がゼロになる。その構造そのものを変えるために、事業をやっています。
この業界で、現場と管理の両方を見てきました。ドライバーが辞めていく理由も、会社が手数料を下げられない理由も、どちらも近くで見てきたつもりです。
配送会社の手数料は、たいてい「管理業務にかかる人件費」が原資です。配車を組み、シフトを調整し、日報を確認し、請求書を作る。必要な仕事ですが、荷物は運んでいません。台数が増えれば管理者も増え、その分ドライバーの取り分が削られる。ずっとそういう構造でした。
辞めていく人を見送るうちに、稼げるかどうかと、続けたいかどうかは別の話だと気づきました。その話はLifeUPのページに書いています。
それで、走った分だけで終わらない仕組みを作ることにしました。管理業務をAIに任せれば、管理者を増やさずに台数を増やせます。浮いた分は現場を支えている人に渡せる。続けた年数が、収入に乗っていく。
まだ小さな会社です。ただ、広げることよりも、いま任せていただいている配送を一つも落とさないほうを優先しています。近い場所に、確実に動ける体制を積み上げる。いまはそのやり方でいくと決めています。
同じ構造は、配送以外の現場仕事にもあると思っています。順番に広げていくつもりです。